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  • 執筆者の写真satomi nakajima

第1回ケアラー支援フォーラムを開催しました

日頃よりNPO法人ソワンアンドソワレ(略称そわそわ)の活動にご関心いただき、誠にありがとうございます。



6月3日(土)、私たちの本拠地である茨城県牛久市にて、「第1回ケアラー支援フォーラム」と題しケアラー支援のために地域で何ができるかを様々な立場から考える会を開催いたしました。



県内でも多くの被害をもたらした前日からの大雨によって、通行止めや交通障害が各地で発生していたにもかかわらず、当初予定していた定員を上回る人数のみなさまにお集まりいただくことができました。




基調講演は、茨城県のケアラー条例にも貢献された一般社団法人日本ケアラー連盟 理事の松澤明美先生にお願いし、ケアラーの現状や、ケアラー支援において必要なことをお話しいただきました。




講演のあとは、実際にケアラーさんにインタビューした動画を観ていただき、リアルな当事者の声を知っていただくことができました。




講演と動画によるインプットタイムを経て、後半はアウトプットタイムとして意見を出し合う時間を設けました。

参加者7名程度のグループを組み、市内外から集まってくださったファシリテーターのみなさんが1名ついて進行しました。




それぞれの立場(当事者、支援者、議員、行政等)からフラットに意見を出し合えるようファシリテーターのみなさんが工夫して投げかけを行ってくださいました。






こうした場では、立場に上下関係をつくることなく意見を出し合えることがとても大切です。

ほとんどの皆様が、上下を気にすることなく参加してくださった様子が伺え、福祉の基本である他者を思いやる意識が広く向上されていることを、肌で感じることができました。



また、出し合った意見は各自ポストイットにまとめ、最後に模造紙へ貼っていただきました。





色とりどりのポストイットでまとめられた意見は、その色と同様、さまざまな角度、切り口からの視点で溢れていて、これだけたくさんの方が「ケアラー支援」という一つの方向を向いてご意見くださっていることに深く深く心を動かされました。



最後には、茨城県のケアラー支援等のご担当である小澤正明副参事より、茨城県の取り組みについて詳しくご説明いただくことができました。




国が動き、条例ができ、県が動き、地域が動く。


着実にこの歩みが進んでいることを実感するにはじゅうぶんな時間を、このフォーラムでみなさんと過ごしました。



前日からの大雨で朝は雨模様。

準備中に少しずつ雨があがり、フォーラム終了後にはキラキラと光る晴天となったこの日。


私には、つらい時代を過ごしているケアラーがこれから迎える、新たな未来を象徴しているように思えてしかたありません。


時間はもちろんかかりますが、参加いただいたみなさまをパートナーとして連携し、ケアラー支援のこれからを切り拓いていきたいと思います。



参加者のみなさまには、当日の動画や紹介できなかったポストイットをまとめて共有いたします。


改めまして、ご参加ありがとうございました!



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