陽の傾く時間に訪れたカフェは、
まるで海辺に来たような佇まいでそこにあった。
ブルーの木製扉と白いひさしのあるレトロなデッキ。
古木を生かした手書きの看板が なんとも言えないノスタルジーを醸している。
まだ慣れない取材に緊張しながら筆者がドアを開けると、
店主夫妻はまるで「おかえり」と言わんばかりに
穏やかな空気で迎え入れてくれた。
事前に取材のことを話してあったからか
挨拶するとすぐに、トイレが少し広く作ってあることや
小さなお子さんでも寝かせておける小上がりスペースの説明をしてくれる。
お話してくれたのは、妻の美和さん。
聞くと、夫の忠広さんと一緒に
ほとんどの改装は自分たちでやったという。
外観もだったが、店内の雰囲気もレトロ・ナチュラル。
手作りのテーブルに手製の換気扇カバー、
塗りにこだわった壁、コーヒーカップシェルフ。
どれも既製品にはない味わいでどこか懐かしく、
初めて訪れた場所なのにすぐにホッと息をつけた。
名物の土鍋コーヒーはもちろん、自家製おからマフィンも必食の美味しさ。
家族へのお土産に買ったキビ糖プリンの袋をぶら下げて、
あたたかなブルーのドアに再び手をかけたのだった。
店舗情報
カフェ ぼっくり
https://ameblo.jp/cafebokkuri/
稲敷市上根本139-3
029-779-5020
10:00〜17:30 ( 定休日 日・月)
※広い駐車場あり
※テーブル、小上がり、カウンター
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